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車を高額で売るのコツ

大人になることの免許

もう、随分昔、物心ついた頃から「クルマ」が好きだった。
言葉の次に覚えたのは、様々な「車の名前」だった。
よく廃車工場へ連れて行ってもらった記憶がある。
その一生を終え山の様に積み重ねられた車たち。
様々な車が積み上げられて山となったその姿に、色々な車が見られる、
という興味を満たすことの他に、子供心ながらに不気味さと怖さも感じた。
丸っこい車、角ばった車、後ろが長い車、頭が大きい車、形は様々。

特に僕が好きだった、個性的な形に惹かれたのが、
所謂「スポーツカー」と言われる車たちだった。
幼稚園にあがる頃、叔父によくドライブに連れて行ってもらった。
「フェアレディZ」という車だった。
叔父は普段無口で寡黙なタイプで子供受けは悪い人間だったが、いざドライブとなると、
いつもより笑顔と口数が増えるのだ。
楽しそうに車を運転する、その横顔は今でも鮮明に思い出せる。
それからである。「自分の車を運転」することに憧れを持ち始めたのは。
そんな自分がようやくマイカーを手にしたのは意外にも遅く、30歳の頃だ。
それまで何度か車を手に入れられそうなタイミングはあり、興味を惹かれる車も沢山あった。
しかし、叔父の横顔を初めて見た、あの頃から、僕には変わらない「車選びの信念」がある。
それは、車は自分自身でなければいけないということだ。
車が僕自身で、運転をする僕は心であるということ。内面外面ともに自分自身が形成されるまで
は車を買おうとは思えなかったのだ。歳だけでは無い、「大人」になることの免許がマイカーを持つ事だった。
ようやく自分の車を手に入れた頃、叔父は聴力を失う病に掛かり、
自分で運転する事は出来なくなってしまったが、今度は僕が叔父を乗せてドライブをしている。
僕の横顔を見た叔父は何を思ってくれているのだろう。
間違いなく言えるのは、いつもより笑顔と口数が増えた自分がそこにいるという事だ。
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